作品紹介
同社の『ペルソナシリーズ』のナンバリング第4作目。略称は「P4」。
本作を原作とした小説、漫画、ドラマCDなどのメディアミックス展開も行われており、2011年10月から2012年3月にかけてはテレビアニメ版が放送された。2012年3月には舞台版「VISUALIVE『ペルソナ4』」の公演が行われた。
さらに2012年6月には、新要素を追加したPlayStation Vita版の『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』、7月にアークシステムワークスと共同製作の2D対戦型格闘ゲーム『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』が発売。その後はニンテンドー3DSでクロスオーバーRPG『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』とその続編『ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス』やPlayStation Vitaで音楽ゲーム『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』などが発売された。
本作は、田舎町に住む親戚の家に一時預けられることになった高校生の主人公が、町で起こる怪奇連続殺人事件の謎と、その裏に潜む異界の存在に仲間達と共に挑んでゆくジュブナイル伝奇RPGである。正体の分からない犯人の謎を追うミステリ要素と、異世界で繰り広げられるバトル、その合間の日常を通じて繰り広げられる青春群像劇という、3つの要素が並行しながら物語が展開する。
作品としては、それまでのペルソナシリーズから大きく異なる趣向で制作された『ペルソナ3』を踏襲した上で、新たな展開を目指した作品である。『ペルソナ3』とは同一世界上の2年後の出来事であると設定されており、作中には主人公らが学校行事の一環として、前作の舞台であった月光館学園を訪れる場面もある。一方で前作の内容を知らないプレイヤーでも問題なく楽しめる内容となっている。
前作で好評だったデザインなどのスタイリッシュな雰囲気は残しながらも、前作の舞台「都会」に対し「地方都市」、全体のカラーや雰囲気が「ダーク」に抑えられていた前作に対して今作は「ウォーム」なイメージ、デザイン面でも「フィクション色が強すぎるデザインは控える」などの変化が付けられている。また、本作のアートディレクター副島成記は、本作の根底のイメージを「最初からアナログで通すつもりだった」としている。
日本ゲーム大賞2009およびファミ通アワード2008においては、ともに該当年度のPS2作品として唯一となる優秀賞を受賞している。
ストーリー
2011年4月11日。両親の海外出張で日本に残された主人公の少年は、1年間だけ寂れた地方都市の稲羽市にある、母方の叔父である捜査課の刑事・堂島 遼太郎とその娘・菜々子の家に居候することになった。
彼が転入した高校では「雨の日の深夜0時、一人で消えたテレビを見つめると『自分の運命の人』が見える」というマヨナカテレビの噂が流れていた。その噂を確かめようとした主人公は、大手スーパー「ジュネス」の店長の息子・花村 陽介、カンフー映画が趣味のクラスメイト・里中 千枝らと共に、偶然にテレビの中にある異世界に迷い込んでしまう。
そこで「町で発生している連続殺人事件と、マヨナカテレビには関連がある」と睨んだ主人公たちは、異世界を探る中でシャドウと呼ばれる怪物に襲われ、日常の裏にある世界の闇を垣間見ることになる。シャドウとの対峙を経て、心の奥に潜む「もう一人の自分」を使役するペルソナ能力を発現させた彼らは、事件や異世界に隠された真実を追うべく、自称特別捜査隊を結成することになる。
主人公は表向きはごく普通の高校生として、学業や部活やアルバイトに励みながら、学校や町の人々と交流を重ねていき、仲間と共にシャドウが徘徊する異世界で戦い、事件に巻き込まれた人々を助け、事件の解決のために奔走していく。