作品紹介
「科学アドベンチャーシリーズ」第4弾。同シリーズ第1作『CHAOS;HEAD NOAH』の設定を引き継ぐ後継作に当たる。これは原作者の志倉千代丸が以前から『CHAOS;HEAD NOAH』の設定をもっと活用したいと考えていたことによるものだが、作品名を『CHAOS;HEAD NOAH 2』とすると新規ユーザーにとってハードルが高くなってしまうことから、前作の名前の一部のみを引き継いでいる。
舞台となるのは同じ渋谷の街だが、前作から6年が経過した2015年の出来事と設定されており、前作終盤で発生した大地震によって荒廃した街並みはおおむね復興を遂げている。またその復興作業によりシリーズ第3作『ROBOTICS;NOTES』で語られた15年クラッシュの被害も最小限となっている。
テーマは「心への侵食」。主人公やプレイヤーの期待を次々と裏切っていくことによって、じわじわと恐怖がにじみ出るような作品を志向している[4]。作品のイメージの原点は「力士シール」であり、本作のトレードマークにもなっている。
システム面では前作にあった、どのような妄想をするかによって物語が分岐する「妄想トリガー」を継承しているが、画面の切り替えを廃してよりシームレスな演出になっている。また、欧米の刑事ドラマに見られるような、コルクボード上の地図に貼り付けた資料を糸で結ぶことによる情報整理が進行の鍵を握っている新システム「マッピングトリガー」が搭載されている。
ストーリー
2015年、渋谷。6年前に起きた大災害、渋谷地震から復興された街に新設された私立高校「碧朋学園」に通う青年宮代拓留は、自身が設立した新聞部の活動の一環として「ニュージェネレーションの狂気の再来」と称される連続殺人事件を追っていた。
情報強者を自称する拓留は、持ち前の好奇心と行動力、そして周囲の手助けや偶然もあり、とうとう事件の第一発見者となる事が叶う。真相の究明をする事で自身の有能さを知らしめる事ができると考えた拓留は、義理の姉を自称する来栖乃々の制止も聞かず、幼なじみの尾上世莉架や親友の伊藤真二と共に動く事となる。
やがてそれは、渋谷に生きる全ての人々を巻き込む狂気となって拓留に襲い掛かり、拓留もまた、自身の過去と向き合う事となって行く。