憧れの「白ジャケ」は継承…岡山市の高校生が制服をデザイン

デザイナーの第一歩を踏み出しました。岡山市の高校生が来年度からの新しい夏制服をデザインしました。  岡山南高校の服飾デザイン科では、2015年は岡山県赤磐市の中学校の体操服を、去年は岡山市の中学校の制服をデザインし、実際に導入されました。岡山市に本社を置く学生服メーカー菅公学生服と連携して行っている取り組みです。  今年は岡山南高校の25年ぶりの新しい夏制服を手がけ、20日、お披露目会が開かれました。  2年生39人が8つのグループに分かれ、それぞれデザインしたものから、全校生徒による投票などで3つの最終候補に絞られました。この中から岡山南高校の新しい夏制服に採用され、投票結果を参考に保護者や教員らによる制服検討委員会で決まりました。  生徒たちはデザインをしただけではなく、布の素材や機能性などもメーカーと一緒に考えました。例えば、スカートのひだの数が少ないのはアイロンをかけやすくするための工夫です。  そして、岡山南高校の冬の制服、通称「白ジャケ」ととよく似たデザインのものが採用されました。 (岡山南高校・吉本明日菜さん) 「実際に中学生からも、”白ジャケ”が着たいってう願望で岡山南高校に入学してくれる子もいるので、私たちも誇りを持って。大好きなので。 (Q.自分がデザインした制服が選ばれて今の感想は?)来年から私たちのデザインした制服が実際に着られるというのは、本当にうれしいです。」  25年ぶりに生まれ変わる新しい夏制服は、来年度の入学生から着用します。